下調べはしっかり

太陽光システムを買いたいと考えたら、まずはしっかりと下調べを行う必要があります。太陽光の設備にはどんなメーカーの製品があるのか、そしてその特徴はどうなっているのかなど情報を集めましょう。また、住んでいる地域に太陽光を導入する際の補助金制度があるかどうかも調べておいてください。

補助金制度がある場合は、是非有効に活用しましょう。大抵申請は業者が代行してくれますが、申請時期が地域によって異なる点には気をつけたいものです。また補助金を申請したからといって、製品価格や工事価格から補助金分が引かれる訳ではないという点にも注意です。

予算や購入費用はどうするか、しっかりと計画をたてなければいけません。全額現金で支払うのか、ソーラーローンを利用するのかその際は頭金をどうするのかなど資金計画もしっかりと練っておくべきですね。ソーラーローンを利用する場合も、ローン種類はたくさんありますから金利の情報などを集めておきましょう。

太陽光モジュールを買うならどこを比較すればいいのか

どこのメーカーの太陽光モジュールにするのか比較して購入する場合は、以下のポイントを参考にしましょう。ひとつはモジュールの種類です。太陽光モジュールには化合物系・多結晶系シリコン・単結晶系シリコンといった種類があります。

基本的に化合物系は単価が安いのが特徴で単結晶系は単価は高めでも発電効率が良いという特徴をもっています。多結晶系は両者の中間で単価と発電効率のバランスが良いタイプと言われています。太陽光モジュールを選ぶときは、1m2あたりの発電量や1W発電あたりの単価、1m2あたりの単価や最大出力といった製品性能を比べることが大切です。

他にも製品によって、曇りでも発電できるタイプなどの特徴をもった物もありますから、自宅の建物や日照時間に適した製品を選びましょう。

太陽光業者を比較する

太陽光を買うためには、業者に設置施工の依頼をしなければいけません。業者によって工事料金やサービスは異なりますので、1社だけではなく複数の業者から提案&見積もりを受けるべきです。

ただ近くにどんな業者があるのか分からない、業者を絞り込めないといった場合には、太陽光の一括見積もりサイトを利用するのもオススメです。一括見積もりサイトも多数ありますが、実績が豊富で複数の業者を取り扱っているところが最適ですね。

こうしたサイトでは情報を入力して送信すれば、複数の業者から見積もりが届きます。その中から良さそうだと思える業者を選び、詳細な調査をお願いすると良いでしょう。

太陽光システムを買うなら現地調査は必要

太陽光の購入契約をする前に必要なのが現地調査です。太陽光を買うときにはこの現地調査は絶対に欠かせないのです。

この現地調査では、施工業者が建物や屋根の構造や状態を調べ、土地や日当たりなどを詳しく調べます。例えば、屋根の素材や建物の強度によっては太陽光システムを設置できない場合があるので、製品を選ぶ必要があります。もし、既存の建物へ設置する場合、屋根の劣化が進んでいるとパネルの重量に耐えられないという問題が起こることもありえるのです。

また、太陽光を導入しても周辺の環境によっては日照を十分に得られず発電量が少なくなることも考えられます。ですから、現地調査により適切な配置を考える必要があるんですね。最適な製品を選び、太陽光システムを十分に活躍させるために現地調査がとても重要だということが分かったでしょう。

また、こうした現地調査を行って初めて正確な見積もり料金が分かるのです。

太陽光を買うときに値段以外で気をつけたいポイント

しかし、見積もりの料金だけで太陽光業者を選んではいけません。保証期間や保証内容はどうなっているのか、アフターフォローはどうか？メンテナンスも可能なのか？また信用のできる業者なのかどうかを総合的に見て判断しましょう。

シミュレーションも忘れずに

太陽光を購入する際にやっておくことは、シミュレーションです。一体どれくらいの発電量を得られるのか、家庭の電気料がどうなるか試算してみるようにしましょう。

太陽光発電システムを購入したいと思ったら、事前に自分なりに情報を収集しシミュレーションを活用して最低限の知識をつけましょう。その上で太陽光発電一括見積もりサイトなどを利用して候補を絞り込み、現地調査をして正確な見積もりを出してもらい、保証やサービスなどにも納得した上で契約に進んでくださいね。

住宅ほどではないにしろ、100万円単位のお金がかかる太陽光発電です。簡単に取り替えのきく代物でもありませんから、慎重に物事を進めていきましょう。