太陽光パネルを破棄するには?

2018年6月21日 メンテナンス

太陽光パネルは1度設置すると20年、30年と長い間稼動し続けるのが普通ですから、導入当初に破棄をする際の事について考える人は少ないでしょう。実際に今はまだ、太陽光パネルが一般的に導入されるようになり日が浅い事もあり、破棄される太陽光パネル自体が非常に少ない数に止まっています。

そのため、破棄の方法や費用については確立されていない部分が多い事は否めません。これから太陽光パネルの破棄件数が増える事によって、様々な問題点や改善点が浮き彫りになっていく事が予想されます。ただ、20年30年と長く稼動し続ける太陽光パネルであっても、色々な理由からパネルの寿命を待たずとも破棄をしなければいけないケースもあるかもしれません。

そこで、現状での太陽光パネルの破棄をするケースについても考えておきましょう。

太陽光パネルを破棄するケースとは?

太陽光パネルを破棄するケースとは?
太陽光パネルを破棄するケースとはどんな事が考えられるでしょうか?

故障や寿命がきた場合

まだまだ実感が沸かないケースが多いと思いますが、いずれ太陽光パネルには寿命がくるものです。太陽光パネルは、年々発電量が少しずつ低下していくのが普通ですから、それは仕方がない事です。発電効率があまりにも悪くなってしまった太陽光パネルをいつまでも設置しておく訳にはいきませんから、寿命がきたパネルは破棄をする事になるでしょう。

リフォームなどによる家の解体や引越し

リフォームやその他の理由から、太陽光パネルを設置している家を解体するケースも考えられます。もちろんリフォーム後や引越し先で同じ太陽光パネルを利用する事が不可能な訳ではありませんが、太陽光パネルは屋根の形などの条件により適した製品も枚数も異なるものです。ですから、現実的には家の解体に伴って太陽光パネルを破棄する事になるでしょう。

台風などによる破損や落下

台風や大雨などにより、太陽光パネルが破損したり落下したりするケースもあります。破損した太陽光パネルをそのまま設置し続けるのは、安全性でも問題があるため破棄しなければいけません。

太陽光パネルの破棄に関する法律はあるの?

太陽光パネルの破棄に関する法律はあるの?

現在、太陽光パネルの破棄に関する特別な法律はありません。そのため今の時点では、廃棄物の清掃法やリサイクル法に則った処分を行う事が適切だと考えられます。太陽光パネルを破棄する場合は、一般廃棄物または産業廃棄物として処理をされる事になります。

産業廃棄物・一般廃棄物になるケース

事業用太陽光パネル

事業用として扱われている産業用太陽光パネルは、産業廃棄物として処理をする事になります。事業用として稼動していた太陽光パネルの場合、所有者である事業者自身がパネルを撤去する場合は、本人が廃棄物の排出者となります。一方で、業者に依頼をして太陽光パネルを撤去する場合は、所有者である事業主ではなく請負業者が排出者となるのです。事業用太陽光パネルの場合は、誰が撤去するとしても産業用廃棄物として処理される事になりますよ。

住宅用太陽光パネル

住宅用太陽光パネルの場合は、撤去を請負業者へ以来した場合は排出者は請負業者となり、産業廃棄物に。そして、所有者である個人が撤去をした場合、排出者は個人となる為に一般廃棄物扱いとなります。

太陽光パネル破棄の流れ

産業廃棄物として破棄する場合は、太陽光パネルを分解・解体、または解体業者へ以来し最終的には産廃処理業者が処分をする事になります。そして、一般廃棄物として扱われる場合は、市町村によって廃棄方法が異なるため窓口に問い合わせる事が一番です。市町村が回収をしてくれるケースもありますが、そうでない場合は自分で回収業者などに依頼しなければいけません。

前者のケースでは廃棄までを市町村が行う事もありますし、後者の場合では、一般廃処理業者が最終的な処分を行うことになるでしょう。こうして破棄された太陽光パネルは、適正な処理・リサイクルが行われるのです。

太陽光パネルを破棄する際の費用は?

多くの場合、太陽光パネルを破棄する際にかかる費用は撤去費用+運搬+廃棄費用が必要になってきます。所有者自らが撤去する場合は、もちろん撤去費用はかかりませんが殆どの場合、業者へ依頼し撤去して貰う事になるでしょう。現在のところ、太陽光パネルの破棄を撤去作業から業者へ依頼する場合、相場は約20万円です。この相場金額の中には、運搬費用や廃棄費用も含まれます。

現在は相場として20万円ほどを見ておく必要がありますが、これから先はもう少し破棄に関する費用は下がっていくのではないかと考えられています。

太陽光パネル買取業者へ依頼

太陽光パネルは、20年~30年と経年劣化しても一定の発電量を保っているケースがほとんどです。そのため、そうした使用済みの太陽光パネルを買取販売する業者も存在します。まだ太陽光パネルの買取業者の数は多くありませんが、パネルの状態によっては高価買取をしてもらう事も可能なのです。

太陽光パネルの買取は、店頭への持ち込みの他に出張買取や宅配買取などがあります。基本的に出張料や宅配料は無料としている業者が多いようです。太陽光パネルのメーカーや型番、使用状況などによっても査定額は異なりますが、ただ破棄する場合は廃棄費用のみがかかってしまうので金銭面で太陽光パネルの買取はお得だと言えるでしょう。

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SOLRIDER®は、太陽光パネルの全面を、隅(端縁)まで効率よく自動清掃するとともに、メンテナンスを容易とした、消費電力の少ない太陽光パネル自動清掃ロボットです。

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太陽光発電施設において、ドローン(SKYSCAN®PRO)によるスーパードローン点検、 およびロボット(SOLRIDER®)によるロボット清掃を、組み合わせてご提供する、出張型の発電最大化サービスです。

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システムの異常及び不具合を早期に発見し、安全を確保するとともに、故障などを未然に防止する効果があります。また、太陽光パネルの20年以上の長期的な出力保証が、特に注目されていますが、寿命は長いとはいえ、毎年経年劣化による性能低下が進んできます。

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