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太陽光発電の売電先は選べる?新電力会社のメリット・デメリット

2022年8月20日 売電
太陽光発電の売電先は選べる?新電力会社のメリット・デメリット

「太陽光発電で発電した電気を電力会社に売ることができる」ということは、多くの方がご存知だと思いますが、「売電先の電力会社を選ぶことができる」ということはご存知ですか?これまで何となく地域の大手電力会社に売電を続けてきた…という方は、意外と多いのではないかと思います。電力会社を変更すると何が良いのか、また電力会社を選ぶ際に気を付けることなどをご紹介したいと思います。

太陽光発電の売電先は選ぶことができる

昔は”電気を買う”というと、地域の大手電力会社からしか買うことができませんでした。しかし2016年の電力自由化以降は多くの新電力会社が市場に参入し、消費者側で電力会社を選ぶことができるようになりました。

従来から太陽光発電で発電した電気の売電先は選ぶことはできましたが、2016年以降は新電力会社が一気に増えたので、売電先としての選択肢の幅が広がったのです。
もちろん、現在大手電力会社と契約していても変更はできますし、卒FIT後により良い条件の電力会社に乗り換えることも可能です。また「売電」と「買電」を別の電力会社にすることもできます。

売電先変更で期待できること

・売電収入アップが期待できる
卒FIT後、自動継続の契約になっている場合は、これまで売電していた電力会社への売電が継続されますが、買取単価が変わるので売電収入は大幅に減ります。
新電力会社の中には、大手電力会社よりも高く買い取ってくれたり、お得なプランを用意している事業者もあるので、複数の電力会社を比較検討しましょう。場合によっては売電収入アップが期待できます。

また、新電力会社の中には、FIT売電中も固定買取価格を上回る単価で電力を買い取ってくれるところもあり、これを「プレミアム売電」と言います。万が一、新電力会社側の都合などでプレミアム価格での売電が中止になったとしても、FITの期間内は固定買取価格での売電は保証されるので、安心して利用することができます。
ただし、いつでもどこの電力会社でもプレミアム売電を申し込めるわけではなく、受付期間が終了している場合は新規受付開始を待つ必要があります。FIT期間中に関しては、必ずしもすぐに「売電収入アップ!」に繋がるわけではありません。

売電先として新電力会社を選ぶデメリット

・地域によっては電力会社が選べない
島しょ部、離島地域の場合、電気を買い取ってくれる新電力会社が無いため、売電先を変更できないことがあります。

・クレジットカード払いのみの電力会社も
大手電力会社の場合、口座振替、振込み、クレジットカードなどから、自分に合った支払い方法を選ぶことができますが、新電力会社は「クレジットカード払いのみ」という事業者も珍しくありません。クレジットカードを持っていなかったり、使いたくない人は利用できないかもしれません。

売電先を選ぶ際のポイント

太陽光の売電先を変えるということは、多くの方は「売電収入をアップしたい!」と思って売電先の変更を検討していることと思います。ですから、売電先を選ぶ際には複数の電力会社を比較して、”売電単価が少しでも高い新電力会社”を探しましょう。

また、新電力会社はメンテナンスやポイントなどのサービスが充実していたり、”その他のサービスと組み合わせて利用することによってお得になる”というようなプランを用意している事業者もあるので、トータルで考えて一番お得な電力会社を選ぶと良いでしょう。

ただし、いくら売電単価が高く、サービスが充実していても地域によっては利用できない電力会社もあるので、注意しなければいけません。

資源エネルギー庁のホームページで、売電できる事業者の一覧が掲載されているので、参照してみると良いでしょう。

経済産業省│資源エネルギー庁│売電できる事業者

売電先の切り替えは簡単にできる

「売電先は変えたいけど、費用がかかったり面倒な手続きや切替工事があるんじゃ…」
と二の足を踏んでいる方、ご安心ください。売電先の切り替えは面倒なことはほとんどありません。

売電先を決めたら、変更後の電力会社のホームページ、または電話で契約の申込みをします。基本的にはこれだけすれば、あとは電力会社の方で、旧電力会社の解約や切り替え作業を行ってくれます。スマートメーターの設置に伴う費用もかかりません。

売電先の変更は何度でもできるので、その後も条件が良い新電力会社があれば、簡単に売電先を変更することができます。

まとめ

”電力会社”というと、未だに大手電力会社がイメージでき、何となく契約しているというケースが多いかもしれませんが、現在はたくさんの新電力会社があり、さまざまなプランが用意されているので、FIT期間中であったとしても複数の電力会社を比較してみる価値はあると思います。

そして売電収入が減ってしまった、卒FIT後の方。
「発電した電力をどうするのが一番良いのか…」
と悩んでいるようでしたら、一度売電先の変更を検討してみることをおすすめします。

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