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太陽光のリースとは?どんなメリットやデメリットがある?

2023年3月20日 購入
太陽光のリースとは?どんなメリットやデメリットがある?

CMなどの影響で「カーリース」というサービスはだいぶ知られてきていると思いますが、太陽光にも「リース」があることはご存知ですか?
太陽光発電の導入になかなか踏み切れない理由の一つに、”初期費用の高さ”が挙げられますが、リースであればこのハードルはクリアできそうです。
それでは太陽光のリースとはどのようなものなのか、具体的に見てみましょう。

太陽光のリースとは?

太陽光発電のリースとは、一定の契約期間、月々定額のリース料金を支払ってリース業者の太陽光発電設備を借りる契約のことをいいます。
リース期間中は借りている設備で発電した電気を自家消費することもできますし、売電することもできます。つまり、自費で設置した太陽光発電システムと同じように使うことができるので、使い方次第では売電収入を得ることも可能なのです。

契約期間終了後は、使っていた太陽光発電設備をそのまま譲り受けられることもあります。譲り受けるプランではない、または譲り受ける必要がない場合は、リース業者が設備を撤去します。撤去をする/しない等のプランの詳細や、撤去時の費用についてなどは、契約する際にしっかりと確認しておく必要があります。

毎月のリース料金は、太陽光発電設備の規模などによって異なりますが、月額の相場は1万円~4万円です。業者によってプラン内容・保証内容等が異なるので、複数の業者から見積もりを取りましょう。

また太陽光のリースは家庭用だけではなく、出力10kW以上の産業用のプランもあります。

リースとPPAモデルとの違い

リースと似たものに”PPAモデル”というものがあります。リース契約もPPAモデルも業者所有の太陽光発電設備を使って発電することには変わりありません。一番異なるのが料金体系です。リースの場合は、毎月決められた一定額の料金を支払いますが、PPAモデルの方は、自家消費した電力の電気代を支払う仕組みなので、毎月支払う額が変動します。
また、リースは発電した余剰電力を売電することができますが、PPAモデルは売電することができません。
これだけ聞くと
「電気代も払わないといけないし、売電することもできないのなら、PPAモデルにはメリットが無いのでは?」
と思われるかもしれませんが、PPAの電力単価は電力会社よりも安いので、電気代を節約することができます。さらに契約期間終了後は、太陽光発電設備を譲り受けることができます。

太陽光のリースのメリットとデメリット

それでは、太陽光のリースにはどのようなメリットとデメリットがあるのか確認しましょう。

【メリット】

・初期費用がかからない
太陽光リースの最も大きなメリットはこれではないでしょうか?
一般的に太陽光発電システムを導入する場合、家庭用でも100万円以上の初期費用がかかります。しかし、リースならパネル代も設置費用もかかりません。初期費用「0円」で設置できます。

・プランによってはメンテナンス料もかからない
太陽光発電設備を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。場合によっては修理や交換費用がかかることもありますが、プラン内容によってはこれらの費用も無料です。

・売電収入でお得になることも
太陽光のリース契約は、発電した電気を自家消費することはもちろん、電力会社とFIT契約をすれば売電することもできます。売電収入の額によっては、そこからリース料金の一部を支払うこともできます。

・法人ならリース費用を経費に計上できる
法人が太陽光発電を事業として行う場合、毎月のリース費用を経費として計上することができます。リース契約であれば減価償却を行う必要がなく、契約期間中のリース費用は全額経費に計上できます。毎月支払う額が一定なので、年間の支出や経費を把握しやすいのも良いですね。

【デメリット】

・設置できるメーカーが限定される
太陽光パネルや設備の機器はさまざまなメーカーから販売されていて、性能もさまざまです。リースの場合は業者から太陽光発電設備を借りることになるので、機器のメーカーを自分で選ぶことができません。屋根の形状、方角、住んでいる地域によっては、太陽光発電の恩恵を100%受けることができない可能性もあります。

・契約期間が長い
太陽光のリースの契約期間は短くても10年と思っておいた方が良いでしょう。この間、毎月リース料を支払うことになります。

・途中解約がしにくい
太陽光のリース契約の多くは、契約期間の途中解約は難しいものとなっています。やむを得ず途中解約をする場合は、リース料金の残りの残高を一括払いし、さらに撤去費用や解約料金がかかります。

・トータルで見ると割高になる
初期費用がかからず、毎月のリース料も数万円で支払いやすい太陽光リースですが、最終的な総額で見ると割高になるケースも多々あります。

まとめ

初期費用の高さがネックとなっていて、太陽光発電導入を決めかねている方には、この太陽光リースはなかなか良いサービスではないかと思いますが、契約期間の長さや途中解約の難しさなどのデメリットもあります。
太陽光発電のリースを考える際には、「初期費用が安いから」というだけで決めるのではなく、さまざまなプランや契約方法を見て、”リースをした場合”と”購入した場合”を比較・検討することが大切です。

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