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太陽光発電システムのメーカーごとの特徴を比較

2018年4月1日 比較

太陽光発電システムを導入するとき、よく考えたいのが太陽光メーカーの選択についてです。現在、国内外問わず様々な太陽光のメーカーが存在していますが、価格はもちろんその機能性や特徴はそれぞれ異なっているものです。

どの太陽光メーカーの製品が良いのか?どれがベストなのか?というのは、実際のところケースバイケースとなっています。いろいろな条件により、どの太陽光のメーカーがベストなのかが違ってくるんですね。

それでも、それぞれの太陽光メーカーの特徴や比較する際のポイントを押さえておくことによって、より最適な太陽光発電システムを導入することができるようですよ。

太陽光メーカーにはどんなところがある?

太陽光メーカーにはどんなところがある?

太陽光のメーカーも大きく幾つかのタイプに分けることが可能です。

国内の大手電機メーカーが手がける太陽光発電システム、大手よりも規模は劣るものの歴史のある会社も少なくない国内中小メーカー。そして、国内新興メーカーは、太陽光発電事業を専門にしている企業や認知度が低い企業も少なくありません。他にも海外太陽光メーカーもありますね。

国内大手メーカーや中小メーカーは品質や機能的に信頼性が高いのがメリットです。ただ新興メーカーよりも価格面で高くなってしまうことも。海外メーカーは、品質などにバラつきがあるというのが特徴です。しかし、国内大手メーカーであっても、もちろんそれぞれ詳細な特徴は異なる訳なので注意しましょう。

太陽光メーカーの比較ポイント

太陽光メーカーの比較ポイント

太陽光メーカーの、全ての項目を比較検討するのは、とても大変ですよね。ですから、太陽光メーカーを比較する際に特に注意をして比較してみたいポイントを紹介します。

①太陽光パネルの出力値

出力とは、パネル1枚あたりの発電量のことです。この出力値が大きいということは、それだけ太陽光から得られる発電量も多くなります。

②太陽光パネルの変換効率値

太陽光パネルに太陽の光が照射されても、その光エネルギーが全て効率的に電力へと変わる訳ではありません。変換効率値というのは、太陽光パネル1平方メートルあたりの発電量ということです。つまりどういうことかといいますと、変換効率値が大きいほど小さい面積で効率的に電力を作れるということです。

③保証・アフターフォロー

太陽光メーカーを選択する際の比較ポイントとして忘れてはいけないのが、保証やアフターサービスについてです。

太陽光発電システムは、決してメンテナンス不要ではありません。また、屋外に設置しなければいけない太陽光パネルは、天候や自然災害の影響を大きく受けてしまいます。場合によっては、破損や故障をする可能性も低くはありません。

そういったときに大切になってくるのが、保証・アフターサービスなんですね。

厳選7社の特徴

厳選7社の特徴

SHARP

SHARPは1950年代から太陽電池の開発に着手し、日本国内だけではなく海外でもSHARPの太陽光発電システムは高い評価と信頼を得ています。最近では多結晶シリコン型、高効率単結晶シリコン型のブラックソーラーが主力です。また、架台も太陽光モジュールも自社製のため自由度が高く、実に76万件ものパターンを保有しているのでほとんどの家庭の屋根に対応することが可能となっています。

単結晶シリコン型NQ-256AF(ブラックソーラー)
  • 変換効率 : 19.6%
  • 公称最大出力 : 256W
多単結晶シリコン型ND-180AF
  • 変換効率 : 15.6%
  • 公称最大出力 : 180W
保証
  • 10年保証(無償)
  • まるごと15年保証
  • 周辺機器を全て15年間手軽な料金で何度でも保証(有償)のどちらかを選択可能
  • 無償でウェブモニタリングサービスを提供。
  • ネットを通して太陽光発電システムを見守りトラブルに早急に対応。
  • ブラックソーラーは、プレミア保証対応。
  • モジュール20年保証
  • 周辺機器15年保証

パナソニック

パナソニックの太陽光発電は、業界でもトップクラスの発電量を誇ります。現在のラインナップとしては、PS工法様の太陽光モジュールと現行工法用の標準タイプの太陽光モジュールが用意されています。PS工法とはジュール間の狭小化を図り美しい外観を実現することのできるパナソニック独自の工法でモジュール間が約7mmしかありません。パナソニックのモジュールはシリコン系です。

P250αPlus
  • 変換効率 : 19.5%
  • 公称最大出力 : 250W
245αPlus
  • 変換効率 : 19.1
  • 公称最大出力 : 245W
保証
  • パナソニックでは安心の長期保証。
  • 太陽電池モジュールは無償でトップクラスの25年保証。
  • HITシリーズに関しては無償で25年間のモジュール出力保証が有。
  • 周辺機器に関しても15年保証を無償で用意。
  • 更に買い換えリリーフ・10年保証でパワーコンディショナ買い換え時の保証期間を無償で10年用意するというサービスを開始。

京セラ

デザイン性に優れた6シリーズのラインナップが用意されており、その外観には定評がある京セラの太陽光発電システム。屋根に合わせたフレキシブルな設置が可能です。京セラは多結晶シリコン系のモジュールであるため、他の大手メーカーと比較すると変換効率の数値は低めになっています。しかし、近年では単結晶型にも本格的に提供し始めました。日本で一番初めに住宅用太陽光発電システムを販売した会社であり、耐久・劣化試験に長く取り組んできた、信頼のおける企業でもありますね。

KJ260P-MPTCG
  • 変換効率 : 17.8%
  • 公称最大出力 : 260W
KJ210P-3CRCG
  • 変換効率 : 15.5%
  • 公称最大出力 : 210W
保証
  • 機器、自然災害、出力保証が無償で10年間。
  • 有償のトリプル保証では機器、自然災害は15年間保証、出力は20年間保証が用意。

東芝

意外にも東芝の太陽光発電システムへの参入は2010年からと後発組となり、まだ他の大手より実績が少ないことは否めません。しかし、発電効率は世界トップクラス、性能を重視する方にお勧めできる製品です。

SPR-250NE
  • 変換効率 : 16.2%
  • 公称最大出力 : 220W
保証
  • 契約時に無償の10年保証制度or有償20年(機器は15年)・15年パワフル保証を選択可能。対象設置容量は50kw未満まで有効。

ソーラーフロンティア

通常、太陽光モジュールはシリコン系が主流となっている中でソーラーフロンティアは化合物系モジュールという独自路線をとっています。CIS太陽光モジュールのためコストが低く導入することができますが、変換効率は高く影の影響も少なくて済むという特徴があります。パネルの種類が決まっていますので、屋根の形状によっては不向きな場合があるなど、他社より制限が多い一面もありますね。

SF175-S
  • 変換効率 : 14.2%
  • 公称最大出力 : 170ワット
保証
  • 無償で太陽電池モジュールの出力を20年保証。
  • プラス無償でモジュールを含む周辺機器10年保証あり。
  • 有償では15年ワイド保証を受けることも可能。

長州産業

長州産業の特徴はというと太陽電池の研究開発、製造からモジュールの組み立てまで一貫して行える体制を国内本社に有しているということです。日本の住宅に適したコンパクトで出力の高い太陽光モジュールには定評のある企業となっています。

CS-284C41
  • 変換効率 : 17.3%
  • 公称最大出力 : 284W
CS-320G31
  • 変換効率 : 19.5
  • 公称最大出力 : 320W
保証
  • モジュール出力25年保証
  • 構成機器(モジュール除く)15年保証
  • 施工15年保証(雨漏りに対しても無償保証)

カナディアンソーラー

カナディアンソーラーは、カナダの太陽電池を専業としているメーカーです。国内大手メーカーと同等の発電量を誇り、コストパフォーマンスでは優れているため日本でも人気があります。特に積雪などに強いという特徴があるほか、初期投資を抑えたい人にもお勧めです。海外メーカーでありながら国内300箇所にサービス拠点があるのも安心材料のひとつですね。

CS6V-245MS
  • 変換効率 : 18.04%
  • 公称最大出力 : 235W
保証
  • 無償で10年のシステム保証、太陽電池モジュールの出力保証25年。
  • 有償でシステムに関しての保証を15年に延長するエクストラ保証がある。
  • 自然災害からの事故災害保証制度あり。

このように太陽光メーカーにもメーカーごとにそれぞれの特徴がありますので、その違いを念頭においた上で総合的にメーカーを選びたいものですね。

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SOLRIDER®は、太陽光パネルの全面を、隅(端縁)まで効率よく自動清掃するとともに、メンテナンスを容易とした、消費電力の少ない太陽光パネル自動清掃ロボットです。

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太陽光設備のメンテナンスの一つとして、重要な位置を占めるのが雑草対策。雑草対策を怠ると、様々な問題が発生します。『発電効率低下』・『設備への障害』・『獣害・鳥害・虫害問題』などせっかくの太陽光発電システムが100%の力を出し切れず、投資回収期間が長くなります。

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システムの異常及び不具合を早期に発見し、安全を確保するとともに、故障などを未然に防止する効果があります。また、太陽光パネルの20年以上の長期的な出力保証が、特に注目されていますが、寿命は長いとはいえ、毎年経年劣化による性能低下が進んできます。

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